最近顕著に見かける「炎上騒ぎ」。
ネット文化が発達し、SNS上で行われるようになったデモ行為と言っても過言ではない。
お手軽に出来るようになった為か、中身の無い炎上も多い。
例えば、芸能人の不倫騒動。
「不倫された!許せない!」と本人が騒ぐならわかるけど、「あの芸能人が不倫!許せない!」と周りが騒ぐのは意味不明。
他人が不倫してようが自分に実害が無いならどうでも良いと思うのだが。
「不倫、ダメ!絶対!」って道徳観を武器に殴ってるようなもの。
法や秩序を司る白のカラーパイが脳筋なのは間違っていないという事だ。
単品が非力だから数の暴力でゴリ押し、やたら固いとこまで再現してるのが面白い。

行動原理を説明するとしたら、その炎上騒ぎに参加する事で「正義を執行した」気分になるからだと思われる。
実際にやってる事はイジメと変わりなく、無関係な部外者が正義を提唱しながら糾弾するという訳のわからん事になっている。
すぐ真っ赤になる《町のゴシップ屋》は良く出来たジョークだ。

そのお陰か、糾弾の仕方もおかしい事に。
「~という事がありました。ヒドイですよね!」まではわかる。
「だからアイツは悪い奴です!」はわからない。

「~という事がありました。」は前置きなので、それに対する自身の感想「ヒドイですよね!」で話は完結している。
しかし「だからアイツは悪い奴です!」と言われても困るのだ。
その人が行った行為自体は悪いことかも知れないけど、そもそもその話自体本当かわからないし、その一例だけで会った事も無い人を悪者呼ばわりするのは違うと思うからだ。
逆にこっちからしてみればそうやって軽率に他人を侮蔑し、公共のネットで異端審問友の会を募ろうとするその人こそ性格の悪い人だなぁと思ってしまう。

道徳観を持つのは素晴らしいことだが、その道徳観で人を傷付けるのは非道徳的、というお話でした。

コメント

alchestis
2016年5月25日10:53

赤の他人に対して、何故そこまで入れ込めるのかも謎ですね。
同じ道徳で殴るなら、赤信号を渡る人や、ポイ捨てする人、歩きながらスマホいじる人とかも殴ってほしいものです。

nophoto
イッチ
2016年5月25日12:37

正義(自称)という建前を見せつつ
ストレスの捌け口がそういうところに向かいすぎてる感あります
相変わらず白は汚ないな!

disk
2016年5月25日16:45

alchestisさん>
あまり盛り上がらないからすぐ風化するだけで、そういう小悪事も定期的に話題になっていますよ。
騒ぎが大きくなる一番の肝は「あの有名人が~」ってところです。
実際はどうでも良い話題も、有名人のゴシップとなると目の色変えて叩き始める人は多いですよね。
なので、「あの有名人が歩きスマホで電車に突っ込んで死亡!」とかになれば歩きスマホダメ!絶対!運動はもっと盛んになると思います。

イッチさん>
ストレスの捌け口として他人叩きする節は多いですね。
10年位前はネットで叩くのは人として恥ずかしい風潮だったのが、いつの間にかネットで叩くのが当たり前になってしまいました。

そんちょう
2016年5月25日18:54

浮気や不倫が許せないと怒っている人は、自分もそれをしたいのに他人がうまいことやっているのが許せない、という心理らしい。
浮気をしない人は人の浮気にとやかく言わない。

ホームレス狩りをする若者の歪んだ正義はボロスのものに近いようだ。

disk
2016年5月25日20:12

そんちょうさん>
その話聞いたことあります。
自分は浮気で浮気も不倫もやってきたので誰が浮気しようがどうでもいいやって思ってしまいますw

たまに赤と白のカラーパイ間違ってる気がするけど、現実と照らし合わせるとやっぱ合ってるなぁと思うのでした。

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