「タスポ」というカードをご存知だろうか。
タバコを自販機で買う場合に必要なパスみたいなものだ。
タスポは未成年へのタバコの販売を防ぐ為に導入された年齢認証システムなのだが、これがまた上手く機能していない。
それは何故か。

会員規約https://www.taspo.jp/Rules2.html

注目して欲しいのは第9条。
第9条(taspoカードの利用制限)
会員がtaspoカードを利用する場合、以下の行為を禁止するものとします。
(1)taspoカード上に表示された氏名をもつ会員以外の方への貸与、譲渡、担保に供すること、またはカード情報を預託しもしくは使用させること

とある。
タスポを作ってない人は例え成人であっても自販機でタバコを購入出来ないのである。
第16条を読むと、第9条を遵守出来なかった場合会員資格の取消とある。
一体誰がどうやって確認するのか?
加えて、タスポの貸し借りは違法ではない
つまり、ただ購入が面倒になっただけなのである。

その結果どうなったかというと、タスポを持ってないというだけで「タスポを置くのは販売してる店の義務だ」などと訳のわからない説教をされる始末である。
タスポが導入されて10年近く経過していて、無料で作れるにも関わらず作らない・作ってない人は多い。
クレームや離客を恐れた多くの飲食店が貸出してるからだ。

ただ、導入によるメリットはある。
コンビニ利用者の加速に繋がったのは間違いない。
それと、タスポを所持しているというだけで喫煙仲間のヒーローになれる。
メリットがあると言ってもそれくらいなものだ。

「郷に入れば郷に従え」というように、ルールは出来てしまったのだからどうせなら「喫煙者がタスポ持ってないのはダサい」という風潮を作るようなアピールくらいはした方が良かったのでは、と思うのであった。

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