いつものように夜集まってスタン戦。

エルドラージデッキを研究していた友人が持ってきたのは「赤緑エルドラージ」だった。
それは素晴らしいデッキで、《難題の予見者》や《現実を砕くもの》のもつポテンシャルを最大限に引き出したデッキとも言えた。
自分がいかに思考停止でデッキを組んでいたか、まざまざと見せつけられたようで悔しかった。
手持ちのデッキで石鍛冶ゴブリンでしか勝てなかったけど、お互いサイド無しだったのでサイドありだとかなりやばいと感じた。

☆赤緑エルドラージのここが強い
・《面晶体の這行器》の採用
0/1なのでほっとかれがちだが、これを処理しないと返しの3t目に《難題の予見者》か《雷破の執政》が飛んでくる。
かといってそこに除去を撃つと今度は後続を処理する手段が乏しくなってしまう。
この二択を安全に打破するには《乱撃斬》や《焦熱の衝動》を保有する赤を取らねばならず、後続に対する除去を構えると今度は予見者に抜かれるか執政で安くは無いダメージを負ってしまう。

・《アタルカの命令》で後手を先手にひっくり返す
後手スタートの場合、《面晶体の這行器》では遅いので、土地セットモードと3点モードを使う事で後手2t目に3t目を迎えてしまうというムーブ。
これにより後手3t目に4マナまで到達してしまう為、結局1t早く《難題の予見者》か《雷破の執政》に到達されてしまう。

・加速を止めた場合の3t目
這行器を潰せたとしても、3t目に《作り変えるもの》か《極上の炎技》という2択が待っている。
アドをとる3/2か、ライフ4点か。
もしくは2枚目の這行器+《幽霊火の刃》か《アタルカの命令》で加速をしていくか。
どれもキツい組み合わせで、どれかを処理しないともっと手痛い目に合う為、後手に回らざるを得なくなる。

・4t目《現実を砕くもの》の恐怖
2t目のアクションを加速に尖らせている為、4t目に《現実を砕くもの》が高確率で出てしまい、予見者か執政と合わせて9点持っていく。
仮に2t目の加速を止めた所で1t延命するに過ぎない。

・トドメは本体火力
《巨人の陥落》、《火口の爪》、《極上の炎技》とどれもフィニッシュムーブに相応しい高火力を撃ち込まれる為、盤面にかまっていると今度はこっちにやられる。
特に《巨人の陥落》は怒涛で対象を2つ取ってくる為、除去と本体火力を兼ね備えた必殺技。

・隠し味《果てしなきもの》
怒涛達成の0マナスペルでもあり、全てのターン域をカバーする柔軟生物。
3体目の4マナ4/4として登場することもあれば、《極上の炎技》を隠し持つ為に3マナ3/3として出てくる事もある。
しかも無色なので《幽霊火の刃》と組み合わせることでレシオを上げる事が可能。
(3マナ4/4だったり4マナ5/5だったりとバニラながら高レシオクリーチャーとなる)

対戦してて強いと感じたムーブまとめると大体こんな感じ。
ミッドレンジながらスピードが無いわけでもなく、次から次へと強烈なアクションを詰めてくる。
メインボードだと横並びするアグロに弱いものの、サイドから《コジレックの帰還》を持ってくれば良いだけなので多分そこまで困らないはず。

対戦してて2戦目をやる意味もないなと戦意喪失してデッキを変えてしまったくらいには完成度が高く、エルドラージデッキで強いデッキが出てきた!とつい興奮してしまった。


石鍛冶ゴブリンで対戦してて、《石鍛冶の傑作》を引かなくて良かったと思った。
もし引いてたとしても出してる暇が無かったから。
欲しいのは追加2枚の《無謀な奇襲隊》。
ベストムーブは
1t目、山と1マナゴブリンか《乱撃斬》か《焦熱の衝動》構え
2t目、山と《ドラゴンの餌》
3t目、山と《軍族童の突発》
4t目、山と《ゴブリンの群衆追い》と《無謀な奇襲隊》怒涛。
これでノーガードなら20点以上入るので相手は死ぬ。

2戦目はサイドで横並び対策をしてくるので、ここでデッキを一点突破型に変える術が欲しいところ。
例えば、疾駆クリーチャーを増やしてスライバーンのように立ち回るとか。
《満月の呼び声》、《雷破の執政》、《龍詞の咆哮》を各4、《金突きのズルゴ》を3入れて戦略そのものが変わるとか。
とにかく変な工夫をしないと、赤単アグロで《コジレックの帰還》に耐えられる術が無いのが辛い。
とりあえず《石鍛冶の傑作》は抜いて奇襲隊を足そう。まずはそれからだ。

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